国際VHF無線機で交信する
8月27日の安全講習会で行う予定でしたが、時間が押したためできなかった「国際VHF無線交信の実際」について、紹介したムービーがありますので、ご案内します。
※舵社の承認をいただいて転載しています。 出典URL: https://www.kazi-online.com/articles/vhf_outou
上記URLでは下記以外の交信についても解説していますので、ぜひお読みください。
進路確認 大型船の航路を横切るときなど、迫り来る大型船にドキドキしてしまいますよね。この動画は「横切り船に連絡」する場面です。
設定:達人丸(大型船)=男性 KAZI丸(ヨット)=女性
○ポイント1 相手局の呼出名称(3回以下)こちらは(1回)自局の呼出名称(3回以下)で呼びかけます。
○ポイント2 話を終えたら「どうぞ」で相手に返します。
○ポイント3 チャンネル16は一般船舶の「呼出応答用」なので、話をするときは他のチャンネルを指定します。
○ポイント4 会話が終了したら「以上」で締めくくり、チャンネル16に戻します。 メーデーメーデーメーデー 次は不測の事態(緊急)の場面です。 不測の事態が発生し、救助を求めなければならないときに「メーデー」を発信します。メーデーは、座礁、浸水、転覆等の緊急を要する場合の遭難信号です。遭難信号を受信した海上航行するすべての船舶や海上保安部は、直ちに応答し、内容を確認しながら救助に向かいます。慌てず、端的に用件を伝えましょう。
設定:天王洲ほあん=男性 KAZI丸(ヨット)=女性
○ポイント1 DSC「デジタル選択呼出装置:ディストレス(緊急遭難信号)」がない無線機の場合 自船の位置がわかれば緯度、経度を伝えます。 場所がわからないときは、不測の事態が発生する前の場所や、そこからどの方向にどれくらいの時間を航行したか、または見える風景など、可能な情報を伝えましょう。
○ポイント2 DSC機能がある無線機の場合 無線機にDSCボタンが付いていれば、そのボタンを押すだけで、近くを航行するすべての船舶や海上保安部に、不測の事態が発生した自船のIDと位置情報、時間等のデータが発信されます。相手に正確な位置がわかり、速やかで円滑な救助を受けられる大変便利なツールです。
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