“RYS Global Team Racing Regatta”参戦記
RYS Global Team Racing Regatta(イギリス・ワイト島カウズにて開催)に参加した、Boomerangの沢田一彦オーナーよりレポートが届きました。 “RYS Global Team Racing Regatta”参戦記
Boomerang 沢田一彦
この度 JSAFキールボート強化委員会より「RYS Global Team Racing Regatta」の参加募集があり、関東の「月光」と「Boomerang」チームが JSAF代表チームとして参加しました。
主催は イギリス・ワイト島カウズの RYS(Royal Yacht Squadron)で、2ボートチームによる クラブ別(9ヶ国12チーム)総当たり戦です。RYS は 1815年に設立され、1885年に New York Yacht Clubと 初めてアメリカズ・カップを戦った 歴史ある ヨットクラブです。
【今回の招待クラブ】
1. Bayerische Yach Club(ドイツ)
2. Dutch match & Team Racing Association(オランダ)
3. Japan Sailing Federation(日本)
4. Newport Harber Yacht Club(USA)
5. New York Yacht Club(USA)
6. Royal Bombay Yacht Club(インド)
7. Royal Cork Yacht Club(アイルランド)
8. Royal Thames Yacht Club(イギリス)
9. Royal Yacht Squadron(イギリス)
10.Sorrento Sailing Couta Boat Club(オーストラリア)
11.St Francis YachtClub(USA)
12.Yacht Club Argentino(アルゼンチン)
これら 12チーム総当たり=66レースを実施し、 各チーム=11戦を戦った勝率で順位が決定します。 使用艇は「J/70」×12艇を 4戦ごとに海上で交代して、艇を公平に使用をしています。
【チームレース】
チームレースは 日本では馴染みが薄いですが、アメリカ・イギリスでは ヨットクラブ対抗レースとして 盛んに行われています。レースは、1チーム=8人(内 女性=3人が乗艇条件) × 2艇(4人/1艇)でチームを結成し、 他のチーム2艇と合わせて 計4艇で競います。スタート後は プロパーコースを帆走しなくてもよく、相手艇のコースを妨害しながら 4艇の内 1・2位、1・3位、2・3位を獲得したチームが勝ちとなります。1・4位の場合は負けとなるので、1位艇が フィニッシュ前に相手艇の 3位艇を押さえに行き 2・3位でフィニッシュすれば 勝ちとなる 攻撃形のレースです。 RYS Global Team Racing Regatta公式HP →こちら
【RYSのクラブハウス内部】
アドミラルズカップのスタートで 大砲を海上に向けて号砲を鳴らすことで有名なRYS
RYS事務局の方に ラグーナマリーナヨットクラブのバージを渡しました。